施工事例09(浜名湖競艇場桟橋改修工事)
浜名湖競艇場内の浮き島に下りるための桟橋とスタートフラッグ用のポールを製作・既存撤去・設置
浜名湖競艇場場内にある浮き島に下りるために桟橋とスタートフラッグ用のポールを設置いたしました。
桟橋につきましては、設置場所が海上になるので溶接に素があるとメッキが付きにくく錆びやすくなってしまうので注意しながら溶接。
設計時には既存品をお手本にしながら、軽量化などでコストダウンしながらの設計。
スタートフラッグ用のポールは見本品もなく、設計者と相談しながら重量等を考慮して製作いたしました。
潮の満ち引きに合わせて浮き島・フロートが上下するので、共に可動式で製作。
撤去・設置共に海上での作業なので鋼材はもちろん、ボルトや工具などを落とさないように最新の注意と準備で施工いたしました。
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製品詳細情報
材質: SS400 ドブ漬けメッキ仕様
製作/施工期間: 桟橋:2週間/3日 ポール:1か月/1週間
大きさ: 桟橋:幅1800mm・奥行6500mm ポール:外形約500φ・長さ4500mm
主要鋼材: SS400 : [5x50x100 L6x50x50 FB6x50 SGP-25A etc . SUS304 STK267.4φx9.3 etc.
制作時のコメント
桟橋の製作に関しては問題なく行えましたが、ポールの製作に関しては浮力などの計算をしてもらい、試作段階で浮力検査をしながらの製作になりました。
両工事共に海上での作業になるので撤去・設置時は常に周囲に気をくばりながらの作業でした。
桟橋の工事では、重量物を海上に搬入しなければならないが、屋根がかかっておりレッカー等を使用できないためどうやって搬入するか悩みました。
上部についていた既存の架台にアイビームを流し、トロリーで海上に送り出す施工方法で実施しましたが、最も簡単で安全な方法だったと思います。
そのおかげで設置作業もすんなりいってよかったです。
ポールの工事は、海上の足場と手配してもらった台船での取付でしたので普段の作業とは全く違った緊張感とわくわく感のある作業でした。
全6カ所の施工でしたが、追加加工もなくすんなりと終わって安堵しました。